今日は何の日

どーも、若旦那です。

いわゆる京都ラーメンについてはあまり詳しくありませんが、京都ではラーメンをよく食べました。

 

母と兄2人が3日間ほど東京に行っている間に、父と2人で食べたのもラーメン。

社会人になってから帰省した時に、父と2人で無言で食べたのもラーメン。

父が亡くなり、母が京都を離れるにあたり片付けの手伝いに行った際に「これが地元で食べる最後の食事か…」と感傷にふけながら食べたのもラーメンでした。

 

ラーメン、おいしいですよね。

宮崎に住んでいた時は豚骨ラーメンばかり食べていましたが、愛知に住み始めてからは高山ラーメンのような中華そばをおいしく感じるようになりました。

私のラーメン好きは間違いなく父の影響でしょう。

父は、私の結婚前の顔合わせで京都のホテルで懐石料理を食べた後に、お口直しをするかのようにラーメンを食べて帰ったような人間でした。

 

そんなラーメン好きな父は4年前に亡くなりました。

6月15日の父の日を迎えるにあたって、仏前にお供えする物をネットで探していました。

ラーメンをお供えするわけにはいかず、いろいろ物色してたどり着いたのが『ゆかり』(エビせんべいの方)でおなじみの坂角総本舗のHP

商品一覧を見ていると、最下部にはエビせんべいではない何やらポップなデザインの商品。

気になってクリックしてみると、『エビカラミライ』というハンドクリームでした。

エビせんべいの老舗がハンドクリームを販売?

 

詳しく見てみると…

肌の保湿作用や角質層の修復作用を持つキチンという成分を配合したハンドクリームみたいですね。

キチンはエビ・カニなどの甲殻類や昆虫類などの外骨格(殻)の主成分で、エビせんべいの製造過程で大量に廃棄されるエビの殻を有効利用できないかという思いからこの商品の開発に至ったそうです。

そして、この商品を共同開発しているのが鳥取県にある『マリンナノファイバー』という2016年に設立された鳥取大学発のベンチャー企業

カニ殻からキチンを取り出して、粉末にしただけでは水に溶けないキチンを超極細繊維(ナノファイバー)にして水によく馴染むようにする独自技術を持っています。

カニの水揚げ量と消費量が日本一で、カニが加工・消費される際に殻が大量に廃棄される鳥取県ならではの会社といえます。

 

実はこの会社の商品、当院でも取り扱いがあります。

もちろん動物用です。

皮膚に塗るタイプ、スプレーするタイプだけでなく、口腔内に塗る(もしくは舐めてもらう)タイプがあります。

キチンナノファイバーは上記の保湿作用だけではなく、傷の修復作用や抗菌作用も認められており、日々のスキンケアやデンタルケアにはもちろん治療の一環として活躍してくれます。

 

キチンをナノファイバー化することで美容分野や医薬品分野だけではなく、食品分野や農業分野、工業分野にまで応用できるので、これから様々な商品が開発されるのではないでしょうか。

キチンナノファイバーにダイエット効果や育毛効果があることもオッサンには非常に興味深いです。

また、この会社の商品はデザインやネーミングがキャッチーなので、そのあたりも個人的には楽しみです。

 

ちなみに今日6月21日は『えびフライの日』で明日6月22日は『かにの日』です。

鳥取県は毎年6月22日に「鳥取県」から「蟹取県」(かにとりけん)へ改名しているそうです。

 

次回はまんもすです。お楽しみに!