センチメンタル

お祝いする気持ちが強すぎた結果、やや癖強なバースデーソングの伴奏になってしまったよっしーです!

10月に入り秋も深まって参りました。
この時期になるともう「今年も終わりだなぁ…」と思ってしまいますが、周りの人からするとこの感覚はかなり早いようです(笑)

ですが今年もあと2ヶ月と考えると、ついつい今年の出来事を振り返って、なんだかセンチメンタルな気分になってしまう今日この頃です。
つい最近、それを加速させる出来事がありました。それは通勤ルートにある家屋の取り壊し工事をしていたことでした。そこの家の敷地には立派な金木犀がありました。

金木犀といえば今は亡き大好きな祖父母の家にもあって、毎年橙色の花が咲き、優しい香りに包まれるこの季節は私にとって特別でした。
だから金木犀の香りがすると当時を思い出してほっこりします。
それなのに工事が進む中、取り壊されていく家屋のそばで、あっという間に金木犀が切り倒されてしまった姿を見ると心が痛みました。
月日が経てばその時代に合わせて建物や街などは移り変わります。
お気に入りの場所やお店もいつの間にか閉店してしまい、知らぬうちに新たな建物が作られていたりします。この虚しさは歳を重ねるごとに強く感じるようになったと思います。

その一つとして最寄り駅の近くに「水徳」という鰻屋さんがありました。

創業124年の味を引き継ぎ、極上素材を使った料亭なのでお値段はそこそこしましたが、二十歳になったお祝いで祖父母が連れて行ってくれた特別な思い出のあるお店です。
当時の自分は鰻よりも、お祝いしてもらえることに喜びを感じていました。
そんな大事な思い出のあるお店も去年の秋に閉店となりました。閉店前に思い出のお店を目に焼き付けるため、そしてその味を忘れないようにするために母と来店しました。当時と変わらぬ店内、そして思い出の鰻を一口一口噛み締める私を横目に、母はあっという間に平らげてデザートのリンゴのお饅頭を待っていました。
何に対しても少しドライな母は、その日も通常運転でした(笑)
そして、店員さんに「ご馳走さまでした!とても美味しかったです!」と一礼してお店を後にしました。
閉店後にお店は取り壊されて、今はコインパーキングになっています。

あれから1年経ち、このことをブログにまとめるためにお店を検索してみると…
なんと!仕出し専門店として生まれ変わっているではありませんか!!!

店舗の場所は変わり、お弁当のみの取り扱いですが、またあの味を食べられることに私の胸は秋晴れのような清々しい気持ちに満ち溢れております!!!
完全予約制なので、今度さっそくネットから注文してみたいと思います!

次のブログは、おセンチとは無縁そうな?あのスタッフです(((o(*゚▽゚*)o)))♡