クロード・モネ

 

こんにちは、キックボードを乗りこなしてブイブイ言わせているありすちゃんです笑

今回は少し前に金山南ビル美術館で4月〜6月に開催されていた「モネ イマーシブジャーニー 僕が見た光」の展覧会に行って来ました!

 

タイトルの「モネ」というのは、19世紀中頃から20世紀に活躍した印象派(印象主義)を代表とするフランスの画家「クロード・モネ」のことです。

 

ここで、印象派とは何かを簡単にお伝えします。

19世紀のフランスは『写実主義』という目の前の物を正確に描くという考え方が当たり前の時代だったので、写実主義とは異なり、絵画に動きや光を取り入れるという考え方の作品は存在しませんでした。

そのような、常識にとらわれない、自由に自分の考えや感情を表現できる絵画を世に広めようとする画家達の芸術運動を印象派と言います。

 

では、どこで「印象派」という言葉が誕生したのか?
そのきっかけは、1874年に開催された「画家、彫刻家、版画家などによる共同出資会社の第一回展」にモネが展示した『印象、日の出』という代表的な作品です。
ちなみに、この第一回展が現在「第一回印象派展」と呼ばれている有名な展覧会です。
これを見た批評家が「タイトル通り『印象』だけで実体のないぼんやりとした作品だった」と酷評し、皮肉にもこのことから「印象派」という言葉が誕生しました。

この展覧会は、そんなモネが生涯に渡って描いた作品をクラシック音楽と共にデジタルアートで楽しみながら作品の中に没入し、モネの人生の軌跡をたどるという内容のものでした。

事前情報でフォトスポットがある事を知っていたので、あまり混雑していない時に見に行こうと思い、6月に入ってから行ったのですが、チケット売り場に向かうためのエスカレーターの前には、列ができていました。開催から2ヶ月経っているのにまだ列ができるとは、人気がある証拠ですね。

デジタルアートの会場に向かう長い廊下の壁一面には「モネの足跡」というタイトルで、巨大な地図が描かれ、その地図上にはモネの訪れた場所の説明が書いてありました。

ただ、廊下ということもありゆっくり見ていると後ろが詰まってしまうのでしっかり読むことができず、また壁との距離が近いため全体の写真も撮れませんでした(ノД`)

できるならもう一度戻って、人がいなくなった瞬間を狙い、写真を撮って後でゆっくり読み返したいところではあったのですが、この展覧会は逆走禁止の一方通行なのでそれが叶いませんでした。

とても残念です。

廊下を抜けると、次は印象派誕生までの流れが部屋の壁一面に描かれていました。

 

先ほどもお伝えしましたが、今では素晴らしいと評価されているモネの絵画ですが、印象派が誕生した当初は「書きかけの壁紙の方がマシだ」と酷評されたそうです。

何事も初めは批判にさらされることが多いですが、それでもくじけない印象派は凄いと思いました!

次はこの展覧会のメイン!デジタルアートです。

 

 

扉が開き中に入った瞬間、今までとは全く違う景色が広がっており、まるで自分がモネの絵画に入ったかのような感覚を味わうことができ、心にグッときました。

デジタルアートで没入感とはまさにこの事を言うのか!!と感動しました。

 

部屋の壁と床がスクリーンになっており、そのスクリーンにモネの絵画が映し出されるのですが、絵画がただ映し出されるわけではなくて、絵画の中の人々や景色がクラシックの名曲とともに動き、徐々に次の絵画に移り変わっていくので、ずっと見ていられます。

私的には床にも映像が映し出されるところが没入できるポイントだと感じました!

 

こんな風に自分が絵画の中に入り込んで歩いているかのような不思議な感覚になりました。

 

デジタルアートの会場の床にはyogiboのようなビーズクッションと部屋の隅には壇場観覧席が設置してあるので、自分の好きなところで自由に観られるようになっていました。

もちろん歩いて自分の好きな位置に移動して観ることもできます!

映像は全15幕あり、それが30分間流れ、聞きたい人は音声ガイドを自分のケータイで聞くことができます。
バックグラウンド再生ができるので、カメラで撮影しながら聞けるのはとてもありがたかったです!
ちなみに映像は繰り返し流されているので好きな時に部屋から出ることができます。

 

 

是非映像で見てほしいのですが、この展覧会のイベントは終了しているので、もっと写真を載せておきます!

 

次の部屋へ行くと、フォトスポットがあり、モネの庭のセットになっていました!

 

無料で白いレースの日傘の貸し出しもあり、絵画の女性のような写真が撮れるようになっていました。

 

フォトスポットを抜けると、「印象派展のあゆみ」というタイトルで、モネをはじめとする印象派の画家の作品が飾られていました。

 

さらに進むとモネの家系図や生涯の年表などが飾られていました。

 

最後はこの展覧会のショップがあり、タオルやカバン、洋服などなど、たくさんのグッズがありましたが、売り切れている物も多かったです。

 

この展覧会に来るまで「モネ」という人物をよく知りませんでしたが、何も知らない私が行ってもとても楽しむことができ、勉強になりました。

愛知以外にも他県で開催されているみたいなので是非また行きたいです!

 

お次は色々な動物とよく触れ合っているあの人です。